髪の毛に関する言葉の中にマイクロフィブリルというワードがあります。これは一体どのようなもので、美髪とどのような関係があるのでしょうか。ここではマイクロフィブリルに関して説明していきます。
【マイクロフィブリルとは?】
マイクロフィブリルは髪の毛のコルテックス細胞の中にあります。コルテックス細胞の約45%を占めていて、髪の毛を形作るために必要不可欠なものとなっています。コルテックスは髪の毛を構成する物質のおおよそ90%を占めていて、髪の毛の本体部分とも言えます。そのコルテックスを構成する重要な物質ですので、マイクロフィブリルは髪の毛の性質を決定する重要な物質となります。
【髪の毛のツヤや潤いは間充物質も影響してくる】
ここでマイクロフィブリルの詳細を見てみると、2つの間充物質の存在を知ることができます。まず1つはマイクロフィブリルの内部を埋める間充物質です。これはマトリックスタンパクと呼ばれ、シスチンを多く含むタンパク質です。もう一つはコルテックス細胞内のマイクロフィブリル間を埋める間充物質です。これは非ケラチンタンパクと呼ばれています。
これらの間充物質はマイクロフィブリルと比較して柔軟性に優れていて、緩衝材としての役割を担っています。これら2種類の間充物質が存在することによって髪の毛に潤いやツヤを生み出すことが可能となっています。また、これらの間充物質は化学反応を受けやすく、パーマやカラーが作用する部分でもあります。
マイクロフィブリルと間充物質は髪の毛の性質を決めるとても重要な部分となります。生活習慣の悪化ストレス、紫外線などにより髪の毛がダメージを受け、これらが損傷してしまうと、髪の毛の性質も悪化してしまいます。
マイクロフィブリルは、普段目にすることのできない部分となりますが、髪の毛を構成する上でとても重要な役割を担っているということを知っておくと良いと思います。
コメントを残す