頭皮の状態が悪くなったからと言ってシャンプーを念入りに行うと、逆に頭皮環境を悪化させてしまう可能性があります。シャンプーを念入りに行うことはいけないことなのか、ここでは適切なシャンプーについて紹介していきます。
【洗いすぎは皮脂不足を招く】
頭皮の皮脂は悪いものとして捉えられているかもしれませんが、本来は頭皮の保湿、バリア機能として役立っています。しかし、皮脂の分泌量が過剰になったり頭皮の常在菌と結びついたりすることによって、皮脂は汚れと化してしまいます。
もしも、頭皮環境の悪化を懸念して頭皮を念入りにシャンプーしたとします。そうすると頭皮にある必要量の皮脂も不足してしまい、結果として頭皮環境は悪化しやすくなってしまいますので注意が必要です。
【頭皮の洗いすぎで皮脂分泌量が逆に増えることも】
頭皮の過剰洗浄は頭皮の皮脂不足を招くと説明しましたが、これが進行すると皮脂分泌量が逆に増える可能性もあります。過剰洗浄により頭皮が皮脂不足に陥ると、頭皮はこれに反応して、皮脂分泌量を増やそうと指令を出します。これによっていつも以上に皮脂分泌量が多くなることもありますので要注意です。
【シャンプー選びが適切か考えるべき】
シャンプーにはいくつかの種類があり、高級アルコールシャンプーや石鹸シャンプーは洗浄力の強さから頭皮が皮脂不足に陥る可能性があります。このような場合は、洗浄力の弱いシャンプーに変えることをおススメします。
また、1日に2回以上のシャンプーを行うことも頭皮環境にとってはあまり良いものではありません。頭皮が長時間濡れたままの状態を保つと、頭皮の常在菌が繁殖しやすくなるためです。
頭皮を洗浄しないと炎症を起こす危険性がありますが、逆に洗いすぎても頭皮にとっては良くないということを覚えておきましょう。間違った方法でケアを行うと頭皮環境を悪化させる可能性があります。
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